会長 森 雅信
この度、2025-2026年度の福井北ロータリークラブ会長を拝命いたしました森雅信です。
2008年の入会以来、多くの先輩方と共に学び、歩んでまいりましたが、創立65周年という節目の年に会長を務めさせていただくこととなり、責任の重さと共に身の引き締まる思いでおります。
本年度、国際ロータリーのマリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ会長は、「よいことのために手を取りあおう(UNITE FOR GOOD)」というテーマを掲げました。このメッセージは、分断の時代においてロータリーが希望と団結の象徴となるべきであり、私たち一人ひとりの行動が社会にインパクトをもたらすのだという強い信念に基づいています。
また、第2650地区ガバナーの小崎学氏は、「未来へつなぐ」というスローガンを掲げ、ロータリアン一人ひとりの成長とクラブの継続的発展の重要性を説いておられます。こうしたメッセージを受けて、当クラブでは本年度のテーマを「ロータリーの輪を広げよう」といたしました。
福井北ロータリークラブは、創立以来、地域社会と国際社会において多くの意義ある奉仕を実践してまいりました。この長い歴史の中で育まれてきた友情と信頼の輪をさらに広げるべく、会員増強と既存会員の満足度向上に注力し、例会や奉仕活動への参加をさらに活発化させたいと考えております。
また、本年5月には、アメリカ・フラトン市にて、姉妹クラブであるフラトンRCおよびフラトンサンライズRCとの提携更新調印式を実施いたしました。45年間にわたり継続されてきた青少年交換プログラムは、昨年5年ぶりに再開され、今年度は当クラブからも6年ぶりに5名の学生を派遣予定です。この国際交流は、友情と相互理解を深める貴重な機会であり、若者の育成においても意義深い活動と考えております。
地域においても、福井市民の憩いの場である足羽山において、これまで培ってきた奉仕活動をさらに発展させ、市内8クラブとの「足羽山プロジェクト」の連携を通じて、地域に根ざした活動の推進とクラブ間の絆を深めてまいります。
世界が不安定さを増し、分断の影響が広がる今だからこそ、ロータリアンとしての原点に立ち返り、私たちができる「よいこと」を行動に移すことが求められています。奉仕と親睦の輪を広げ、地域から世界へ、ロータリーの価値を次世代へとつないでいく一年にしたいと考えております。
会員の皆様には、本年度のクラブ運営および各種活動に対し、これまで以上のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。そしてともに、より良い社会、より良い未来へとつながる「輪」を広げてまいりましょう。